小樽聖公会

2020年05月22日

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~小樽たてもの散歩 小樽再生フォーラム発行より

木造平屋 明治40年(1907年)

 花園方面から水天宮へ上る石段の傍らにある。下見板張りに軒の縁取りが可愛らしい。100年を経ているがよく手入れされ、信仰の拠り所として大切にされていることがうかがえる。

 

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~小樽の建築探訪 小樽再生フォーラムより

 水天宮の石段の左側に、静かに建っている小さな教会である。

 聖公会の名称は、イギリス国教会の伝統につながる日本の協会名。

 小樽聖公会は明治28年ころ手宮にあったが焼失し、明治40年、現在地に再建する。

 丘の中腹にあり町を見下ろす。こじんまりとした簡素なたたずまいは、今もその原形を残している(背面の一部は改築)。

 昔ながらの礼拝堂で信仰を守り続けている人々の敬虔な思いは、このつつましい教会の中でいついつまでもつづくであろう。

《指定第28号》

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~2015.3.6