小樽駅前

2016年09月16日

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 本州の国名や地名を名のった旅館、手荷物預かり所兼本や、タバコ屋、酒屋、そば屋、果物屋、など店を並べ乍ら夜になると盛り場とはいえない静けさと淋しさがあって、駅舎から港の灯が見え、旅から戻った時など、なぜかなつかしさと淋しさを覚える小樽駅前だった。

 大手スーパーの建物がそそりたち、ホテルがそびえ、駅前の小店は大きなビルのなかにまとめられ、それらをつなぐ歩道橋が空間をよぎる。

 いま日本全国どこの駅前もこんな風景が展開されている。

 一見どこの街なのかわからないのが、現代都市の駅前開発ということなのだろうか。

 

img_2230より