実態調査(1992年)から その7~二次調査508棟  

2014年10月25日

第2章:歴史的建造物の現状と分布

はじめに

本性は、二次調査建造物一覧、二次調査建造物および指定建造物の分布をそれぞれ示した。

 

2-1:二次調査建造物一覧

 二次調査で取り上げた508棟について、二次番号、現建築名、旧建築名、所在地、建築年、構造などを一覧としてまとめている。各町についている町番号は、小樽市条例の町名一覧に準拠した。各町の先頭に町番号、町名、対象建造物の棟数を併記しておいた。不明な項目は空欄とした。

●二次番号

町番号に各町ごとのたてものばんごうを付加し、各々2ケタで「町番号ー建物番号」と表した。(例:27-18)

●現建築名

おもに住宅地図(ゼンリン発行、平成3年度版)を根拠としたが、特定できないものは括弧付きで(不明)とし、その他用途に合わせ適宜(空き家)(倉庫)(蔵)などとした。住宅の表記は一律「宅」としたが、「荘」「邸」などが定着しているものは、それをそのまま使用した。なお、住宅は移住者のプライバシーを考慮し、名字のみの記載に留めている。

●旧建築名

建築名が創建時から変わっていないものは同左と表記した。

●所在地

居住者および所有者のプライバシー保護のため、番地の表記はあえて省略した。

●建築年

明治、大正、昭和、平成はM、T、S、Hで省略した。また、上棟、竣工、落成など年月日の明確なものは、末尾に加えている。

●構造

主構造を以下のように省略した。まつびの数字は階数である。なお混合構造は2つの構造を「+」で結んで表した。(例:木+RC)

木造→木、土蔵造→土、石造→石、木骨石造→木骨石、煉瓦造→煉、木骨煉瓦造→木骨煉、鉄骨→S、鉄筋コンクリート造→RC、鉄骨鉄筋コンクリート造→SRC

●備考

設計、施行のほか、特に重要と思われるものについて記載した。

 

2-2:二次調査建造物の分布

小樽市の現況図(平成元年7月)をもとに、二次対象建物の所在をプロットした。分布図中の番号は、2-1の二次番号に対応している。

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「高野商店(115年前創業 86年前建築)は、二次調査に入っていなかったんだ‼」

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