小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例~9

2022年01月01日

市民参加(37~39条)

 景観形成には、市民各自の理解と協力が必要です。 

地域ぐるみで、とり決めを作るなど、積極的に景観づくりに参加できるようになっています。

■まちづくり景観協議会:一定地区内の住民などで構成され、住み良い環境づくりのために活動する団体を、協議会として認定します。

■まちづくり景観提案:協議会は、地区内の景観形成のより良いあり方を策定し、市に提案できます。

■まちづくり景観協定:一定地区内の住民による建物・看板・緑化などについて自主的なとり決めを協定として認定し、その地区の住民が設置する運営委員会で、協定の管理・運営をしていきます。

町並みの美しさや古い物への愛着を、子供達が何げなく身近に感じて過ごせるように〔色内2丁目〕

表彰・助成(40・41条)

■表彰

 都市景観の形成に寄与している建築物などの所有者・設計者・施行者や、景観形成活動に取り組む個人・団体を表彰します。

■助成

 「まちづくり景観協議会、まちづくり景観協定運営委員会」の活動経費を助成するほか、「指定歴史的建造物、登録歴史的建造物」の保全工事や、「特別景観形成地区、景観形成地区」内での建築行為等、「保存樹木」などの保全管理等に対して、技術的援助や経費の一部助成を行い、美しい街並みづくりを支援します。

第1回小樽市都市景観賞受賞の小樽運河散策路

p24・25