カテゴリー:発見・新事実

  • 小樽に於ける商人の出現と各種商業の変遷(十一)

    日付:2017年03月01日 カテゴリー:発見・新事実

    三 海産商の盛況と鰊不漁の影響 盛時の小樽には海産専門の仲買人が三十名にも及び 石田市治郎、奈良惣吉、田子鶴次郎、山本六太郎、大聖勘七、出戸豊次、奈良稲次郎等が古顔で、その中でも腕利きで二三年程以前に亡くなった奈良惣吉な […]

  • 第十六話 昭和の世のうつろい

    日付:2017年02月20日 カテゴリー:発見・新事実

     より 晩秋の冷たいみぞれが落ち始める季節になりますと、石狩川の河口をさかのぼる鮭達が網にかかります。大型トラックに柵をかけ、秋味の獲りたてを車一杯につみこんではこんできます。夜の暗い路上に裸電球の下に生きているかの様に […]

  • ついに

    日付:2017年02月15日 カテゴリー:発見・新事実

    日本建築学会北海道支部研究報告書 №65 小樽関係抜粋104 大正初期の小樽区色内町の産業分布と建築配置―棟方虎夫『小樽』(大正3年)を基本資料として―1.緒言 ……2.史料・棟方虎夫『小樽』(大正3年) 本史料は、小樽 […]

  • おたるの天気

    日付:2017年01月27日 カテゴリー:発見・新事実

    図書館で見つけました次のように書かれていました「おたる」の天気1. 私は小学校の五年生の時から小樽の天気を記録しておりますが、残念ながら古い資料は手許にありません。此の記録は戦争が終って復員してからのものです。2. 此の […]

  • 小樽に於ける商人の出現と各種商業の変遷(八)

    日付:2017年01月19日 カテゴリー:発見・新事実

    二 漁業家の繁栄期と鰊漁 然し愈々事業が実現に近くなって、利己心の強い鰊漁業家は、比較的好漁の漁場を引っ込めて年々不漁を託っていた様な建場のみを会社に多く提供し、結局最も責任を感ずる主脳者のみが莫迦を見る様な結果となって […]

  • 小樽に於ける商人の出現と各種商業の変遷(七)

    日付:2017年01月17日 カテゴリー:発見・新事実

    二 漁業家の繁栄期と鰊漁 随て凶作に依て鰊漁業家が次第に衰退するにつれて、拓銀、道銀等もっとも本道と縁故の深い銀行は、道庁の道産業育成の方針に従ってそれまでに多額の資金が固定して、大に窮する結果となった。茲に於て昭和の初 […]

  • 小樽に於ける商人の出現と各種商業の変遷(六)

    日付:2017年01月15日 カテゴリー:三井銀行・三井物産

    二 漁業家の繁栄期と鰊漁 明治の末のまだ小樽市内に明るい電灯の普及しない、町行く人も提灯で路を照らして歩く頃でも、此等の人々の邸宅の座敷にはガス灯が煌々と輝き、毎夜の様に互に招き合って饗応する習慣の漁業家夫妻は、海産商や […]

  • 小樽に於ける商人の出現と各種商業の変遷(五)

    日付:2017年01月14日 カテゴリー:発見・新事実

    二 漁業家の繁栄期と鰊漁 高島町史に依れば、『祝津海岸僅か数百間の間に於て明治初年から建網業者として興亡するもの四十数名』とあって、鰊漁の盛況と併せてこの為産を投じたものの少なからぬ事を物語っている。此れと同業、熊臼、朝 […]

  • 小樽に於ける商人の出現と各種商業の変遷(三)

    日付:2017年01月07日 カテゴリー:発見・新事実

    一 はしがき…その名を轟かしたのである。 斯して先ず商人として海産商が発生し、これ等の証人は海産物を取扱うと同時に多くは、当時本道奥地の開発と鉄道路線の延長に伴って、大小豆、菜豆、馬鈴薯其他の多量の農産物が小樽の市場に蒐 […]

  • 小樽に於ける商人の出現と各種商業の変遷(ニ)

    日付:2017年01月05日 カテゴリー:発見・新事実

    一 はしがき 明治以前の所謂運上屋時代には、運上屋自体が豊富な資力で、独占的に漁獲した鰊や鮭の製品を、自己の所有する千石船(弁財船)に積んで、北陸一体の港や、関門、四国、尾の道、兵庫、大阪、名古屋まで輸送して此れを売り捌 […]