カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

  • 市制になったころの小樽(その2)~手宮の裡町通りの商店街 42

    日付:2019年12月31日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     紫雲に風なぎて あこがれ望みし我胸の 今暁の光得て 手に得し理想の自治の市 文化けんらん雲を縫ひ 自治燈いよいよ光あり 自信の旗をひるがへし 北斗の誇りぞ大小樽 この歌は大正11年、小樽が市制施行した8月に行なわれた旗 […]

  • 小樽画壇の鼓動 裡童社の仲間 78

    日付:2019年12月30日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     今年の市立小樽美術館では、小樽画壇の創生期を偲ぶ2つの美術展が開催されて市民の注目を浴びた。 1つは美術館が主催した「太地社・裡童社の画家たち」展であり、もう1つは、一原有徳が中心となって実行委員会を組織して開いた裡童 […]

  • 小樽のある双曲線 27

    日付:2019年12月28日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     明治後期のある夏の日、2人の少年が小樽の海岸であそんでいた。そこに粋な姿をした画家が来て絵を描き始めた。 肩にかけていたカバン(絵具箱)を見たが、2人はそれが何であるかわからなかった。不思議に思いながらもその画家の後を […]

  • 小樽画壇にも影響を与えた画家・工藤三郎 98

    日付:2019年12月26日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     小樽で初めて油絵の展覧会が開催されたのは、1907年(明治40年)であった。東京美術学校生で小樽にゆかりのある工藤三郎、長谷川昇、小寺健吉の3人で、これが美術をめざす本市の人たちに大きな影響を与えた。次いで3年後、小樽 […]

  • 明治・大正の小樽をみる(その11) 92

    日付:2019年12月24日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     今から86年前の1910年(明治43年)8月に小樽で、北海道汽車博覧会が開催された。主催は、地元だけでなく全道に名を残した小樽新聞社と、この催しのために組織された協賛会の共催であった。 小樽新聞の上田社長は「この汽車博 […]

  • 明治・大正の小樽をみる(その12) 93

    日付:2019年12月24日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     謹賀新年、私がこのHISTORY PLAZAを担当してから今回で93号を迎えた。皆さんには、何かとご支援いただき厚くお礼を申し上げたい。 新春の本号では、昔の小樽の花柳界について紹介したい。写真の説明は省き、写真を撮影 […]

  • 大正・昭和初期における小樽有情の息吹(その3) 96

    日付:2019年12月21日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     1931年(昭和6年)小樽で開催された海港博覧会は、大成功であった。 本号では、その博覧会で内外からお客さんを魅了した地元芸妓による舞踊(特設会場演芸館)を紹介したい。   ▷   ◁ 「雛鶴三番」の立方は、小壽づ、小 […]

  • 大正・昭和初期における小樽有情の息吹(その2) 95

    日付:2019年12月14日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     それは1973年(昭和12ねん)本市で開催された開道70周年記念北海道大博覧会ころのことであった。地元の芸者さんの親睦団体としての「とら会」は、以前より有名であったが、これに加えて、二つの親睦団体が活躍した。 赤襟組を […]

  • 大正・昭和初期における小樽有情の息吹(その1) 94

    日付:2019年12月04日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     その質の良さで全道一と称された小樽の花柳界は、大正時代には600人の芸者がいたという。 小樽に最初の見番ができたのは、1877年(明治10年)ころで、金曇町に浮田見番、信香町に曲光見番、新地町に麻里見番があったが、完全 […]

  • 第1回小樽市民大学講座がスタートしたころ 34

    日付:2019年11月30日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

     前号では、新成人の生まれた昭和46年の小樽について述べたが、今回はそれから2年後の昭和48年と49年の始めころを市民大学講座の開講を中心にふり返ってみたい。   ▷   ◁ 小樽の市民大学講座は今年で19回を迎えた。  […]