カテゴリー:港・運河
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おたる百年の点景 ⑪ 海運
日付:2015年03月08日 カテゴリー:港・運河
小樽開基のころ、冬の寒さはいまよりずっときびしかった。海は荒れ狂い、海岸には氷も張ったらしい。十月から三月まで往来する船もなく、ニシンを追って移住してきた“小樽っ子一世”たちには心細い毎日だった。ようやく岸の氷も薄く […]
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仲仕の話~銃後を守った女仲仕
日付:2015年03月07日 カテゴリー:港・運河
七 銃後を守った女仲仕 太平洋戦争もたけなわ、皆とも戦時色が強く感じられるころ、暁部隊が千島に転戦することになり、何万という兵卒が市内に民宿をしました。夜はお寺や神社を臨時の演芸場とし、長途の疲れをいやしたり、また、宿 […]
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仲仕の話~気どらない小樽ッ子
日付:2015年03月05日 カテゴリー:港・運河
八 気どらない小樽ッ子 小樽ッ子は気どったことが大きらいです。私は月に二、三度、外出する機会がありますが、そんな時には決まって行きつけの店に立ち寄ることにしています。 のれんをくぐると、頭のハゲた主人は威勢よく「いら […]
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仲仕の話~仲仕の扱いは馬以下であった
日付:2015年03月01日 カテゴリー:港・運河
六 仲仕の扱いは馬以下であった 昔の船は蒸気船でしたので燃料は石炭でした。幌内から来た石炭は築港に降ろされます。それをハシケに移し、本船のバンカー(貯炭場)の中に入れる仕事が石炭仲仕の役割です。まず、ハシケに移すにはパイ […]
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ハシケ荷役
日付:2015年03月01日 カテゴリー:港・運河
あたる再発見より 明治、大正時代にかけ、小樽港の貨物の荷役はハシケにとっていた。ハシケ荷役に従事した港湾労働者は、沖仲仕、陸仲仕(陸方ともいう)、ハシケ人夫、倉仲仕などに分けられた。 沖仲仕は、停泊した本船から貨物を […]
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仲仕の話~朝から深夜遅くまで働く
日付:2015年02月28日 カテゴリー:港・運河
五 朝から深夜まで働く ・沖仲仕 沖に停泊している本船に十人から二十人ぐらいの仲仕が乗り込みます。ウィンチがハシケから荷物を持ちあげ、ダンブル(船倉)に入れますが、それを整理して積み上げるのが彼らの仕事です。また本船か […]
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仲仕の話~ケガと弁当、自分持ち
日付:2015年02月27日 カテゴリー:港・運河
四~けがと弁当、自分持ち 仲仕は、朝三、四時ごろギッシリと詰まった二色弁当を持って家を出ます。手宮から色内川下に行きますと、ナカイチとかマルコウという屋号を書いた弓張り提灯がズラリと並んでいて日雇いを集めます。 袢纏 […]
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仲仕の話~担ぎ方
日付:2015年02月26日 カテゴリー:港・運河
三 担ぎ方 一人前の仲仕は米二俵を担ぐものとされています。当世流にその重さをいいますと約一一五キロになります。 このように重いものを担ぐ人は現代ではそう居ません。然し、昔の仲仕達はそれを長時間担いだのですから大した力 […]
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仲仕の話~荷カギ
日付:2015年02月25日 カテゴリー:港・運河
二 荷カギ 仲仕の手は節くれだっていて、普通の人よりもかなり大きいのが特色です。いつも手を使っていたので大きくなったものと思われます。その大きな手に「荷カギ」を握ります。 長年、港湾労働に携わっていたひとの話では、「 […]
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仲仕の話
日付:2015年02月24日 カテゴリー:港・運河
一 仲仕とは 仲仕~なかせ~は、かつての小樽を代表する労働者でした。 仲仕とは、ハシケから倉庫へ荷物を運ぶ人のことで、そろいの袢纏に肩かけ、荷かぎを以て颯爽と働いていたものです。 ポンポン蒸気に引かれたハシケが […]

そば会席 小笠原
北海道小樽市桜2丁目17-4電話:0134-26-6471, 090-5959-6100
FAX:電話番号と同じ
E-mail:qqhx3xq9k@circus.ocn.ne.jp
営業時間:10:30~21:30
定休日:月曜日