カテゴリー:魯山人

  • 河豚(続々)

    日付:2014年12月21日 カテゴリー:魯山人

     下関人の話によれば下関、馬関、広島、別府方面におけるふぐの商い高は年々六十万円を下らないとほこる。これを話半分にして三十万円のふぐが年々ひとの口に入るわけだ。  それが一人前さいこうの五円当たりにして六万人分であるから […]

  • 河豚(続)

    日付:2014年12月20日 カテゴリー:魯山人

     わたしはひとがなんと思おうとかまわぬ気で告白するが、今日わたしほど美食に体験を持っている人間は世間ほとんどない。朝から晩まで、何十年来片時も欠かさず美食の実験にしたっているまったくわたしのようなものはまずないと信じられ […]

  • 河豚

    日付:2014年12月19日 カテゴリー:魯山人

     ふぐを恐ろしがって食わぬものは、「ふぐは食いたし命は惜しし」の古諺に引っかかって味覚上とんだ損失をしている。その根拠の価値をきわめもせずに、うかうか古諺に釣り込まれ惜しくも無知的判断から、いやいや常識的判断から震え上が […]

  • 私の料理ばなし

    日付:2014年12月17日 カテゴリー:魯山人

     私はイタイケな時分から、食べ物にはなかなかやかましく、養父母にうるさがられたものである。子供のくせに食品にいやに目が利き、味の良否も他に勝っていたようである。  飯も九歳の春から炊き続けて来たが、へんな飯は一度も炊いた […]