カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

  • 海の中から港町が~⑧

    日付:2024年03月27日 カテゴリー:海へ

     「街の呼び名を変えよ」 戦中の北部軍司令官、中将樋口季一郎の鶴の一ひと声であった。司令部がある札幌の月寒は、ツキサップと呼ぶ。これはアイヌ語くさいから天皇の国ニッポンらしくツキサムにせよ、というのである。「ハハーッかし […]

  • 三馬、製缶、歌碑の時代~㉘

    日付:2024年02月13日 カテゴリー:北海道中央バス

    運河モンチャク 文学碑というのが、やたらハヤっている。いまに国中歌碑でいっぱいになるのではないか。 一番多いのは啄木で、行かなかったところにも建っている。小樽の手宮公園にも新しいのがある。小林多喜二のは旭展望台にあるし、 […]

  • 花園十字街一角の建物(昭和10年) 45

    日付:2022年12月14日 カテゴリー:小樽市指定歴史的建造物

     前月号では、大正5年当時の公園通りの店と、花園十字街の一角にあったビアホールについて記した。今月は、そのビアホールの向かいの建物、小樽無尽株式会社(現在の北洋銀行)について触れてみたい。   ▷   ◁ 小樽無尽株式会 […]

  • 小樽にあったモノレール計画 97

    日付:2022年08月26日 カテゴリー:小樽マチュピチュ計画

     昭和初期に、小樽では地形の関係を重視したモノレール計画があったが、その発想には感心するものがある。 1927年(昭和2年)11月、小樽市港町22番地、小樽高架電気軌道株式会社創立事務所が発表した「小樽高架電気軌道株式会 […]

  • 古き良き「小樽のひとよ」~⑱

    日付:2022年01月11日 カテゴリー:人

     冬季オリンピック派遣小樽出身選手後援のため小林千代子独唱会を開催/前列中央小林千代子後列左端安達博士(昭和10年)小林は小樽出身  まさかの市長に十六年も、 市政の“赤ヒゲ”安達与五郎 「じゃア、三十分くらい […]

  • 明治人の小樽⑤~㉓

    日付:2022年01月09日 カテゴリー:見直せわが郷土史シリーズ

    没落なしは板谷だけ 明治の昔、アズキ大尽といわれた高橋直吉が小樽政界を牛耳っていた。  なぜアズキ大尽か?つまりだ、アズキの買占めで大儲けしたのである。 明治のカネで百万円といえば今の億である。高橋はウン百万円で北海道の […]

  • 祝津と桜町はライバル? 63

    日付:2021年10月18日 カテゴリー:発見・新事実

    『昭和26年に道立水族館・水産博物館設置期成会が発足』 昭和26年、小樽は道立水族館と水産博物館の地元設置運動を展開した。このころ国内の水族館は日本海側に7館、太平洋側に14館、淡水地域に2館の計23館であったが、ほっか […]

  • 時に人あり -私が担当の最終回ー 100

    日付:2021年03月31日 カテゴリー:人

      私が小樽市史軟解HISTORY・PLAZAを担当してから9年目を迎え、今月号で100号になった。 この間、市立小樽図書館はじめ、多くの方々からご支援をいただき、さらに、読者のみなさんから激励されたことに対し厚くお礼申 […]

  • 藤山一郎と小樽 55

    日付:2021年03月30日 カテゴリー:人

     本年8月21日、歌手の藤山一郎さんが82歳の生涯を閉じた。昭和6年、東京音楽学校(現東京芸大)在学中にレコード吹込みをして、校則によって停学処分を受けたが、その時吹込んだ「酒は涙か溜息か」「丘を越えて」、翌年の「影を慕 […]

  • 「小樽出身の中村伸郎」 26

    日付:2021年03月29日 カテゴリー:人

    昨年はこのHISTORY PLAZAで、小樽出身の歌手の小林千代子とナンシー梅木を紹介したが、今回は同じく小樽生まれの新劇俳優、中村伸郎(なかむら・のぶお)について記してみたい。   ▷   ◁ 中村伸郎は明治41年生ま […]