カテゴリー:乾児 絆
-
失敗つづきのアイディアマン 秋野 音次郎
日付:2022年05月08日 カテゴリー:乾児 絆
北海道はもちろん、日本スキー界の大先輩、よき指導者である秋野武夫氏は薬品問屋秋野商店の専務。店は道内一円に広く聞こえた名代の老舗、明治以来の古いのれんを誇っている。この店を築いた人は秋野専務の亡父音次郎である。 柳並木 […]
-
ロンドンの日本男児 林 松蔵
日付:2022年04月05日 カテゴリー:乾児 絆
大正三年六月(一九一四)第一次世界大戦が勃発した。その前の年の北海道は降霜と豪風雨で大凶作だった。だがこの年から好況となり豆相場はどんどん上っていった。港町から堺町にかけて大きく弓なりにまがった泥んこ道を「売ったァ」「 […]
-
手宮の主 能島繁蔵
日付:2022年03月23日 カテゴリー:乾児 絆
この小樽にもその地域に数々の功績を残した人の個人名をそのまま俗称としているところが幾つかある。稲穂、入船の両町を結ぶ道路を自費を投じて開設した小樽商業会議所初代会頭山田吉兵衛の徳をたたえて‶山田町〟がある。 緑町には大 […]
-
気骨の甲州人 名取高三郎一家
日付:2022年03月10日 カテゴリー:乾児 絆
今年六月十四日、水天宮神社の宵宮祭の日を最後に第一銀行小樽支店が消えた。ずっと昔、その第一銀行が店名にふさわしい一番の電話番号を入手しようとして当時大枚一万円を積んで交渉した持主、それが金物業の老舗名取商店である。しか […]
-
ニシン大尽 白鳥永作
日付:2022年02月28日 カテゴリー:乾児 絆
「とに角やりにくい所ですな特殊部落といった感じがしますよ」と着任した頃に嘆いたのは小樽市立水族館の河合館長。水族館敷地は地元祝津住民数人が地主で、貸せ貸さぬ、売れ売らぬと市当局との間でもみ続けたものである。 この祝津町 […]
-
三馬ゴムの始祖 中村利三郎
日付:2022年02月19日 カテゴリー:乾児 絆
笹りんどうの前髪を垂らした三匹の馬がトレードマークの「強くてはきよい」三馬のゴム靴はいまや日本国内はいわずもがな、ソ連やアメリカにまで輸出されている。この三匹の馬はミツウマ考案の独創的なものではない。 その昔…といって […]
-
豪商でない商人 伊勢谷 吉蔵
日付:2022年02月06日 カテゴリー:乾児 絆
あと五年たつと量徳小学校は開校百年を迎える。一世紀の創立記念日を控えて野口誠一郎校友会長は是非とも立派な式典を…といまから大張り切りだ。量徳校沿革史はいわば小樽市教育界の歴史そのものといってもよかろう。 学制が施された […]
-
白足袋の回漕店主 五代 西谷庄八
日付:2022年02月02日 カテゴリー:乾児 絆
小樽の倉庫業界は北海道同業者のなかで最もハバをきかせていた。なにせ正式の倉庫専業会社が本邦に初めて誕生発足したのがわが小樽である。いわば形を整えた倉庫企業の草分けの地なのだ。ハバをきかせていた…と敢えて過去形を用いたに […]
-
地酒の始祖 倉内 嘉蔵
日付:2022年01月19日 カテゴリー:乾児 絆
沿岸貿易はクズ貿易…などと軽視されだしたのは戦後の話。世の中あげてアメリカ一辺倒に傾いて太平洋に草木がなびくようになった昨日今日のことだ。その太平洋に尻を向けて、波荒い日本海を望む小樽は時勢時節で、いささか中だるみの感 […]
-
樺太の材木王 増田 久五郎
日付:2022年01月13日 カテゴリー:乾児 絆
稲垣市長、木村会議所会頭、吉村三馬ゴム社長ら一行九十余人が戦後初めて樺太の経済視察団としてソ連船で訪れたのは昨年の秋九月下旬だった。短期間ではあったがゆく人も送る人も非常な興奮と緊張感を示したものである。 それもその筈 […]

そば会席 小笠原
北海道小樽市桜2丁目17-4電話:0134-26-6471, 090-5959-6100
FAX:電話番号と同じ
E-mail:qqhx3xq9k@circus.ocn.ne.jp
営業時間:10:30~21:30
定休日:月曜日